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どうか、ただ前だけを。

人生是一方通行。

読書記録まとめ<2015/11>

こんばんは、久しぶりの読書記録です。

11月は中旬あまり読書出来なかったのですが、その代わり(?)感想が無駄に長いです。本当に長いです。

前半は以前感想書いたので省略しますが、もし感想読みたいというもの好きな方はよければリンクからどうぞ~

今週の読書記録<2015/11/1-11/8> - どうか、ただ前だけを。

 

<2015/11/1-11/3>

1.食堂かたつむり / 小川糸 

<2015/11/4>

2.変身 / 東野圭吾

<2015/11/5-11/6>

3.博士の愛した数式 / 小川洋子

<2015/11/7-11/8>

4.容疑者xの献身 / 東野圭吾

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<2015/11/9-11/20>

5.理系の子 / ジュディ・ダットン

ISEF(インテル国際学生科学フェア)に挑む少年少女たちの生い立ちや研究過程を記したノンフィクション小説。もちろん科学の話も出てくるけれど、単語程度でそこまで専門的でもないし理解できなくても十分に楽しむことができるので、文系の人にも是非読んで欲しいです。特に、教育に関わる方や親御さんにはこれを読んで教育に対する幅広い視野と選択肢を持って欲しいし、そうでない人にも学問の面白さや「とにかく前向きに取り組んでみよう」という希望を感じていただけると思います。

理系の知識があれば、より一層楽しめると思います。私は専攻は有機だけど学問的には量子が好きなので、核関連の話はわくわくしたし、HPLCが出てきたときは密かに興奮してました(笑)*1

 

このお話は、ただ単に「子どもたちがすごい」という話ではないんですよね。それぞれ賞金・奨学金だったり、順位だったり、世間に認知させることだったりするんですけど、「研究の成功」を「実験の成功」ではなく、その先の「功績が認められること」と考えると、決して一人では成し遂げることはできないんです。指導者、生活や精神を支えてくれる家族・友人、研究成果を評価してくれる人などのたくさんの人との関わりがあってこそなんです。だから、子どもたちだけでなく、周りの人たちのことが丁寧に描かれています。文系の人の中には理系分野に対する拒否反応が強い方が多いように思うのですが、「理系の研究の話」ではなく「子どもたちの努力とそれを支える人たちの話」として、ほんの少しだけその苦手意識を緩めて手に取ってみてほしいです。

 

作中の子どもたちは決して「私たちとは違う」「天才」「特別な子」ではないのです。確かに、努力を続けた点や研究を支えてくれる人と出会えた点などで言えばそうとも言えます。でも、努力も行動することも、誰にでもできるんです。この子たちとの違いは、「行動するか/しないか」と「続けるか/やめるか」、ただこれだけなんです。(私自身ができているかは自信がないけれど)

 

※ここからしばらく個人的な話になります。

 

この本を読むにあたって①今までずっと主観で話が進んでいく小説ばかり読んでいたこと、②文字の羅列を記憶に留めておくことが苦手なこと、③アメリカの文化に疎いこと、からいつもの小説よりも読むペースが遅くなってしまいました。

①は、主観と客観が混ざったようなこの話に慣れるのに時間がかかってしまいました。これは単純に私の読解力不足なので、今後も読書を続けて磨いていこうと思います。

②は、昔から特にカタカナ・アルファベットの羅列(それだけでは意味を持たないもの)を短時間でも記憶することが苦手なので、今回は登場人物らを記憶しておくのに苦戦しました。日本人の名前ならなんとなく頭の中で人物像をつくって記憶できるのですが、外国人となると難しかったです。典型的な理系脳だからなのかもしれませんが、その言葉の意味やそれに至る過程や理屈が無いと覚えていられないのです。勉強でも同じだから、定着するまでに人より時間がかかってしまうんですよね。何かいい方法は無いものですかね…

③も私の勉強不足です。所々でテレビ番組などの話出てきたりしますし、文化も環境も全く違うので、これは追々知っていけたら海外ドラマや洋画も含めてもっと楽しめるのかなと思います。

 

ただ、核の話の中には原爆の記述があり、日本人は嫌悪感を抱く部分があるかもしれません。

三メートルの車体は、原爆の”リトル・ボーイ”を再現したもので、その上にはカウボーイが使う装飾を施した鞍を載せた。スタンリー・キューブリックの映画『博士の異常な愛情』では、B-52のパイロットがカウボーイのように原爆にまたがり、ロシアに落ちて行くのだが、ビルはこの映画に敬意を表し、”リトル・ボーイ”に乗って<バーニング・マン>の会場を走りまわるのだ。こと核兵器に関しては、ビルは健全なユーモアの持ち主だ。

 私はもやっとしました。戦争のことについて勉強不足の自覚もありますが、さすがにこれを「健全なユーモア」と言うのは無いかな、と思ってしまいました。戦争で勝った国と負けた国というのはこんなにも違うんですね。元々アメリカ人が書いた本を翻訳したものですし、この部分はあまり本編に関係ないんですが、いくら仲良く身近な国になっても、やはり文化的背景・考え方は根本的に違うのだな、もっと広い視野と知識を持たないといけない、と思い知らされたように思います。

 

この本をきっかけにいろいろ考えさせられることもありましたし、今は科学とは縁もゆかりも無い職業を目指していますが、これからも科学を学問としてずっと勉強していたいし、いつかサイエンスフェアも実際に見てみたいと思えたので、とても刺激と収穫が多い一冊だったかなと思います。

 

<2015/11/21-11/26>

6.模倣犯(1) / 宮部みゆき

<2015/11/26-11/28>

7.模倣犯(2) / 宮部みゆき

<2015/11/28-11/29>

8.模倣犯(3) / 宮部みゆき

<2015/11/30-12/1>

9.模倣犯(4) / 宮部みゆき

 <2015/12/1>

10.模倣犯(5) / 宮部みゆき

ついに手を出してしまいました…いつか読みたいと思ってたのですが、想像以上に過酷でした…長い、重い、つらい、でも続きを読みたくなってしまう、そんな本でした。

 

※ここからネタバレしてしまいそうなので、嫌な人は避けてください。

 

感想を一言で言うと、「不愉快、狂ってる」です。

これは作者への批判ではなく、犯人やそれを取り巻く人々に対してです。ピースとヒロミは今で言うサイコパスに当たるのか分かりませんが、ヒロミの両親や樋口めぐみもマスコミも狂っているし、高井由美子も前畑滋子も滋子を取り巻く環境も段々と狂っていく。それでいて、高井和明も有馬義男も塚田真一もヒロミも悲しすぎる。なんなんだ、全く救われない。だから単純に読んでいて不愉快。けれど、それは「物語の中くらいは救われて欲しい」といった勝手な幻想を抱いているからだと思います。

 

あと、いくつか気になる点がありました。

①高井由美子の人格が兄の事故の前後で変わりすぎ

 実際、優しかった兄が凶悪な連続殺人犯でいきなり事故死なんて状況になったら人格なんて変わってしまうのかもしれないけれど。

②ピースの子供時代の描写が少なすぎる

 正直、私が一番知りたかったのは「何がピースをそうさせたか」なので、複雑な家庭環境という事実だけでなく、笑顔の裏側、父親のことを話したがらなかった部分、学校を休んだ日のこと、作文のこと、ヒロミに対する気持ち、そういったものを期待していたのでちょっとがっかりした。あと、お母さん殺してたっていうのさらっと書きすぎでは…たぶんピースにとって初めての殺人なんだから重要なんじゃないの?って思ってしまう。

③ヒロミが死んでからのピースが無防備すぎる

 余裕ぶってるのか調子に乗ってるのかわからないけれど、声紋鑑定出来るのわかってるはずなのに堂々とテレビに出るし、段々と詰めが甘くなってきている。というか、有馬さんや武上さんはCMの件では感が鋭かったんだから、声とかで早くピースが主犯だって気づけよ、ってすごくもどかしかった。あと、最後の立てこもりはピースにしてはカッコ悪すぎないですかね…今までの知的で強気な印象もピースの書いてきた筋書きも台無しのような気がしてならない。

④証拠と小ネタも大事にしようよ。

 被害に遭いそうになった方の証言、電話相談、ヒロミの携帯電話、どうなったんです??って読み終わってすごく思った。

⑤滋子出しゃばりすぎでは?

 他の感想サイト見ると、滋子は宮部さんを投影した人物らしい(宮部作品初心者なのでこのへんはよくわからない)のでしょうがないのかもしれませんが、ピースが滋子をはめようとしたのも中途半端で、芯のようなものを感じにくかったです。

⑥足立さん必要でした?

 ほんと、これは必要ないと思う。高井和明の人柄を表したかったら、顔見知り程度の足立さんより、恩人である柿崎先生の描写を増やすべきでは?一方的な顔見知り程度の関係なのに、異様に執着していて、出しゃばりすぎな気もします。

 

こんな感じでしょうか。たぶん東野作品に慣れているから、無駄な部分と回収されてない部分が目立って見えてしまうのだと思うのですが、一方で、何でもかんでも描写してしまうのも違うよなぁと思います。結局正解なんてないのだけれど。

 

まあ、20年前の作品なので、携帯電話・インターネット等が今ほど普及しておらず、時代的にも私が2~3歳の頃なのでどうしても違和感がついてきてしまいますね。それでも、考えさせられる場面や共感する場面は多々ありましたし、いずれまた読み返したいなと思う本でした。

 

 

※以下、ジャニヲタ的感想です。重いです。 

原作読み終わったあと、ネットでは映画版の評判がすこぶる悪かったので、逆に見てみたいと思って再生しだしました。数分して塚田真一役の田口くんが出てきたとき、「あ、私無理かも。」って思い始めました。それは田口くんが嫌いなわけではなくて、実はまだ少なからず田口くん引退の件を引きずっているからです。それでも、これは10年以上前の田口くんだし、脇役だから、と思ってそのまま続きを見ることにしました。

そして、再生し始めて7分くらい経ったとき、田口くんの笑顔に黒い目隠しが入るシーン(過去の事件の被害者遺族として)がありました。

ほんの数秒。

たったそれだけ、それだけなのに、私はそのシーンから後は見ることができなくなってしまいました。

4人になったときのNEWSが「言ってはいけないもの」として打ち消し線を引かれてしまったように、3人になったときのKAT-TUNKAT-TUNじゃない田口くんがそうなっちゃうんじゃないか。自担*2や自担グループ*3は今とても仲が良いと評判だけど、いつかいきなりそうなっちゃうんじゃないか。その考えが止まらなくなってしまいました。

特に信五くんは今たくさんのレギュラー番組を持っていますが、需要を感じなくなってしまったら信五くんの力量に関係なく終了してしまうのだ、そして、一つの番組が終了することは世間的に見れば人気が無くなったということを意味し、結果的に自分の好きな人の首をしめ、悪循環を引き起こすことになってしまうのだ、ということにいまさら気づきました。

そうならないように、そうさせないように、私は自分の生活の範囲内でだけど売上にも貢献するし、番組にもメールを送ろうと思います*4

ってかこれ、小説の感想ですらないやん…

 

ちなみに個人的には、ピース役を中島健人さんか小瀧くんか長妻くん、ヒロミ役を松村北斗くんか顕嵐くんか安井さん、塚田真一役を神山くんか岸くんあたりにやってほしいです。みんないい目をしそう。特にピース役とヒロミ役に挙げた人たちには狂って欲しい。外面と狂ってるのとギャップがたまらんはず。

 

なるべく明るいこと楽しいことを書いていたいのですが、暗い内容になってしまいました…無駄に長いし…もっと鍛錬しなければ!

これから勉強等がかなり切羽詰ってくるので読書する時間も減ってしまいそうですが、少しずつでも続けていきます!こんな長ったらしいのにならないように、なるべくこまめに感想書くように心がけます!

 

11月 計9冊(3718ページ)

*1:実際にHPLCを使ったことはないけれど。私の化合物じゃ使用可能溶媒が溶解も分離もしなかったので、基本はオープンカラム、場合によってフラッシュぽくしたり、ごくたまにGPC使ってました。

*2:村上信五さん・薮宏太さん

*3:関ジャニ∞Hey! Say! JUMP

*4:実はまだ一回も送ったことない